ココロザシ
最近、ユメだの何だのよりも、ココロザシってのが大事なんだって思うようになった。
少年よ大志をえがけ!
って、ずっと昔に誰が言ったのは有名だけど、少年は若さゆえに知らない事が多いから、たいがいはココロザシっぽいものは持ってる。
だけど、大人になると妙に知識を持ってしまってて、ココロザシっぽいものが薄れていってる人が多いじゃない?
長いものに巻かれたり、我が身を守ることを最重要視したり、利権とか、権利だの義務だの資格だの…と。
何が言いたいのかと言うと、今の社会を動かしている(と思っている)おエライさんたちがそれなんですが、特に歳食ってる人ほど、ココロザシっぽいものがない…。ない感じがする。
昔の歴史に名をつらねている人らは、良くも悪くもココロザシを持っていた。
選挙だの、政権交代だの、改革だの、何だのと…。今のアノ人たちはクチを揃えて言うけどね。
ココロザシっぽいものが全然見えないし、主張しないんよね。何でか。
歴史上に残る人物に比べ、こういう国にするんだ!って言うココロザシが違う。
政治家だけじゃない。
あらゆる業界だって、これで世界を変えてやるんだ!って言うココロザシが確かにあった。
電気とか飛行機なんかが典型的やね。
改革!とか言いながら、今あるものにシールを貼ったり、向きを変えたり、汚れてるところをひっぺ返したりしてるだけで…。
靴に例えるなら、修理は出来るけど、靴は作れません的な感じ。
歴史上の人物なら、何だったら靴じゃない靴を作って世界を変えてやるんだ!ってココロザシが確かにあった。
方向性も様々。
今みたく、流行りのキーワードをつけてやるんじゃなくて。(エコとか温暖化防止とかね)
あとね、僕の親の世代以降の人たちって、テレビや映画とかでスーパースターを見てきたからか、自分で何とかしようとせずに「そんなん俺ひとり言うたかて無駄になるだけやで」みたいな事を言う人が多いんじゃないでしょうか?
スーパースターが現れないとダメ。スーパースターに助けてもらうしかない…みたいな感じになってませんか?
僕はよくボヤく方ですが、ボヤキは決して無駄にならないと思ってます。
僕の思ってることを、どうとらえられようとも聞いてもらえてるんですから…。
by tom-sou-ya | 2009-04-16 10:49 | ぼやきのトムさん